【例文あり】ES・履歴書の自己PRの書き方を編集者がレクチャーします
ES・履歴書の自己PRを上手に書くコツ
添削サポートに寄せられる依頼の中でもっとも多いのが、エントリーシート(ES)の添削です。
中でも「自己PRの書き出しがわからない」「自己PRをもっとブラッシュアップして欲しい」「一応書いてみたけど、自己PRに自信がない」という就活生の方がたくさんいらっしゃいます。
今回は、実際に寄せられた添削依頼をもとに、自己PRの上手な書き方のコツをまとめてみました。
ES・履歴書の自己PRは生かせる能力を把握するためにある
ES・履歴書では、ほぼ100%と言っても過言ではない確率で「自己PR」を記入します。
この自己PRは、あなたが「入社後に生かせる能力を持っているか」を確認する大切な設問です。
例えば、営業職を希望している場合に「私の強みは、細かいことを気にせずどんな時もマイペースでいられることです。」と書くのはNG。
また、「大食いが得意」「ボクシングができる」などの特技をそのまま書き出すのではなく、入社後に活かせそうな自分の能力や長所をアピールするための設問なのです。
そのため、まずは希望する会社の社風や求める人材に合わせて、自分の長所を洗い出してみましょう。
ES・履歴書の自己PRの書き出しは結論から
ES・履歴書の自己PRの書き出しは、まず結論から始めましょう。
NG例「私は、所属していた書道サークルの代表を務めていました。書道サークルは初心者から経験者までさまざまな部員が所属していましたが、一人一人にしっかり向き合い、楽しく活動ができるよう心がけていました。」
このような文章では、最もアピールしたい部分がどこかイマイチわかりません。
OK例「私の強みは、状況をすばやく判断してリーダーシップが取れることです。学生時代に所属していた書道サークルでは、代表として部員と対等に向き合い、指導を行っていました。」
一番最初に「私の強みは〇〇です」と言い切ることで、アピールしたい部分が伝わりやすくなりました。
自己PRの書き出しは、基本的に「結論事」→「その結論に至った理由・背景」の順番で書くと無駄が省けて読みやすくなります。
ES・履歴書の自己PRにありきたりな表現はNG?
ES・履歴書の自己PRの例文でもよく見かける「協調性」や「コミュニケーション能力」。
なんとなく聞こえがいいフレーズではありますが、”自分は周囲の人間ともうまく付き合えます””気が使えます”というアピールとしては、ややありきたりな印象です。
NG例「私は高級ホテルのベッドような柔軟性と包容力で、どんなことでも受け入れることができます」
NG例「気付いたら周りに人が集まっている磁石のような存在です」
上記のような比喩表現を用いた変化球は人を選ぶ表現なので、なるべく使わない方がいいでしょう。
NG例「私はキャパシティが広く、マルチタスクが得意です。入社した暁には、〇〇の改善にコミットします。」
また、このような過度な横文字の使用もES・履歴書の自己PRでは敬遠されます。
「協調性」や「コミュニケーション能力」というワードを使っていけないわけではなく、重要なのはこれらのキーワードに信憑性を持たせること。
OK例「私の長所はコミュニケーション能力があることです。代表を務めていた書道サークルで、経験者と未経験者の間に大きな溝があることに気付いた私は、週に2回の朝練を計画し、経験者による未経験者へのマンツーマン指導を実施しました。」
「コミュニケーション能力がある」という結論(事実)から入り、実際のエピソードを交えて信憑性を持たせていますね。
「週に2回の朝練」など、具体的な数字を出すことでさらにエピソードの具体性が増しています。
つまり、ES・履歴書の自己PRはありきたりなフレーズを使うことがNGなのではなく、ありきたりなフレーズに信憑性を持たせないことが問題なのです。
自分で書いた文章はなかなか客観視しづらいものですが、以下の3点をチェックしてブラッシュアップしてみましょう。
- 「結論事」→「その結論に至った理由・背景」の順番で文章が構成されているか
- 自分の長所を入社後に活かせそうな能力に落とし込めているか
- 信憑性があるエピソードが盛り込まれているか
ES・履歴書の自己PRの書き方がわからない時はプロに相談!
ES・履歴書の自己PRの書き方について解説してきましたが、いかがでしたか?
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何回見直しても不安なエントリーシートの自己PRや志望動機、ブログやサイトに掲載する文章などをプロ目線で徹底的にチェック。
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