【例文アリ】「追求」「追究」「追及」の意味の違い・使い方を徹底解説!

「追求」「追究」「追及」の使い分け

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「追求」「追究」「追及」。

これらは全て「ついきゅう」と読む同音異義語ですが、あなたは正しく使い分けできていますか?

いずれも“追いかける”という、共通の意味を持っていますが、何を対象としているのかで、意味は大きく異なってくるものです。

そこで今回は、「追求」「追究」「追及」の意味の違いと、使い方について、例文を交えながら解説していきます。

志望動機や自己PRでも使うことがある言葉ですので、しっかりと違いを理解しておきましょう。

「追求」=「目的とするものを追い求める」こと

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「追求」の意味は、目的とするものを手に入れるため、ねばり強く追い求めること

ここで言う「目的とするもの」は、「夢」や「理想」、企業であれば「利益」など、実にさまざまです。

一般的に、ポジティブなイメージのものを目的として、追い求める際に使われることが多い言葉だと言えます。

漢字が表しているとおり、目的とするものを手に入れるために「どこまでも追いかけ、求める」のが「追求」です。

実際に、例文で「追求」の使い方を確認してみましょう。

【例文】

彼は子供の頃からずっと、アナウンサーになるという夢を追求している。

子供の頃からずっとねばり強く、アナウンサーになるという夢を追い求めているわけですから、「追求」を用います。

「追究」=「深く調べて、明らかにする」こと

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「追究」の意味は、「(学問的に)不確かであったり、不明なことをどこまでも探究すること」「深く考えきわめること」の2つです。

「究」という漢字は、きわめる・深くつきつめる・本質をさぐるという意味をもちます。

不確かであったり、不明なことを「追って深くつきつめる」のが、「追究」というわけです。

ここでいう、「学問的に」とは、例えば「真理」であったり、何かの「本質」や「理論」、「宇宙の謎」などが当てはまります。

「まだ知られていない宇宙の謎を追究する」というように、まだ明確でないものを深く調べて、明らかにすることを「追究する」と表します。

ただ追い求めるだけではなく、調べたり研究をして、本質や真理をつきとめるのが「追究」です。

「追及」=「追い詰めて責任や欠点を問いただす」こと

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「追及」は、「責任・欠点・原因などをどこまでもくいさがって問いただす」「追いかけてあとから追いつく」という2つの意味を持ちます。

「及」という漢字には「届く」や「追いつく」という意味がありますので、逃げようとするものを追いつめるときに使う言葉です。

一般的に、否定的な意味をはらんでいるため、「追及」においては、たんに「(物理的に)追いつく」という意味よりも、「相手を問いただして、追いつめる」という意味で用いられることの方が多いでしょう。

では、次の例文において、どの「ツイキュウ」を用いるのが正しいでしょうか?

【例文】

ぶつかってきた相手に、事故の原因をツイキュウした。

この例文には、”ぶつかってきた相手”が存在しています。

その“相手”に、事故の原因を問いただす責任を問いただすため、「追及」するというわけです

【例文】

これまでの事故の原因をツイキュウすることで、今後起こりうる事故を減らしたい。

こちらの例文の場合はどうでしょうか。

この文章では、“今後起こりうる事故を減らしたい”がために、これまでの事故の原因を突きつめて、明らかにしたいと考えていると捉えるのが自然です。

ですので、「追究」を用いるのが、正しい文章です。

「追求」「追究」「追及」の意味の違い・使い方が分からなければプロに相談!

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今回は「追求」「追究」「追及」の意味の違い・使い方についてレクチャーしましたが、いかがでしたか?

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