【例文あり】エントリーシート（ES）の志望動機の書き方をプロが解説！

ESの志望動機の書き方に悩む就活生

添削サポートに寄せられるお問い合わせやご相談の中で、特に多いのがエントリーシート（以下ES）の志望動機の書き方です。

ESの志望動機は、書類選考の明暗を分ける大切な設問。今回は、ライター・編集者の目線で読みやすい志望動機の書き方をレクチャーします！

ESの志望動機に「思います」「考えます」の多用はNG

添削サポートには、ありがたいことに日々たくさんの就活生からES添削の依頼が寄せられます。

メーカー、商社、マスコミ、金融…さまざまな業種のESを添削してきましたが、志望動機に「〜だと思いました。」「〜だと考えます。」を多用してしまうと、読んでいて頼りない印象を受けます。

巷では、「企業研究→ES提出→面接→内定」が就活の基本パターンだと言われていますが、志望動機は企業研究の結果、つまり企業への理解度を示す大切な設問。

ここをあいまいにしてしまうと、最初のステップである「企業研究」を怠っている印象にもつながりかねません。

「私は御社のこの部分に惹かれて、入社を決意しました」と読み手（採用担当者）に的確にアピールできる文章に仕上げることが重要なのです。

ESの志望動機の書き方と添削例

ここからは、添削前と添削後の例文を比べて、志望動機の書き方のコツやありがちなミスについて解説してきます。

志望動機例文（添削前）

「国際社会に生きる人々の生活を根本から支えること」を実現したいと思ったからです。在学中にカンボジアとインドに渡航しました。この2つは発展具合は全く違う国ですが、水に関する深刻な問題を抱えているという課題を目の当たりにし、この課題を解決したいと感じました。他のメーカーと違い幅広い事業領域で社会課題の解決に取り組む貴社で水ビジネスを通じた国際貢献をしたいと思っています。
（メーカー業界）

気になった点

・「思った」「感じた」といった表現が多く、全体的に抽象的で説得力に欠けている
・「この2つは発展具合は全く違う国」など、てにをは（助詞）の使い方が間違っている
・読点が少なく、文の区切りがないので意図が伝わりづらい

志望動機例文（添削後）

水問題に悩む人々の生活を根本から支えたいからです。在学中にカンボジアとインドに渡航した際、どちらの国も“水に関する深刻な問題”を抱えていることに気づき、この課題を一刻も早く解決すべきだと確信しました。他社メーカーと違い、幅広い事業領域で社会課題の解決に取り組む貴社で、水ビジネスを通じた国際貢献をしたいと思っています。
（メーカー業界）

改善点

・全体的に抽象的な表現を削り、実際に現地に赴いて気づいた問題をアピール
・無駄な修飾語を削り、「やりたいこと」をシンプルに伝える
・読点を正しく使い、一文を読みやすく整える

てにをは（助詞）の間違いは音読してチェック

てにをは（助詞）が間違っていると、読み手に意図が伝わらなかったり稚拙な印象を受けます。

自身で書いた文章の見直しをする際には、音読をして違和感がないかを確認すると、てにをはの間違いに気付きやすいのでオススメ。

そのほかにも、表現や言い回しに迷った時に一度文章を音読してみると、しっくりくる言葉が浮かび上がってくることもありますよ。

適切な部分で句読点を使って文章を区切ろう

例「課題に対する解決策を形にする職業に就きたく、さまざまなクライアントがいる会社に興味があり、その中でも、クライアントの媒体の間に立ち、双方が満足する結果を出すことに尽力する広告代理店を志望するようになった。」

上記の例文を読んで、「結局この人は何が言いたいんだ？」と首をかしげた人も多いはず。

このように、一文が極端に長くなっていると、主語と述語が離れてしまい「結論」が相手に伝わりにくくなってしまいます。

適切な部分で句読点を使って文章を区切り、自分の意思を”ことば”でしっかり面接官に伝えられるようにしましょう。

添削はプロに任せよう

添削サポートでは、ライター・編集者として実務経験を詰んだアドバイザーが、あなたの文章を客観的に添削します。

何回見直しても不安なエントリーシートの自己PRや志望動機、ブログやサイトに掲載する文章などをプロ目線で徹底的にチェック。

主旨が読み手に正しく伝わる読みやすい文章に仕上げます。

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