【例文アリ】「自分」と「自身」の違いと使い分けを徹底解説!
「自分」と「自身」の違い
「自分」と「自身」の違いを訊ねられたとき、あなたはハッキリと答えることができますか?
かくいう私も、「自分」と「自身」の違いを感覚的に理解しているものの、あらためて人に説明するのは難しいことに気付きました。
どちらも「おのれ」「自己」という意味ですが、文章や会話の中で使う状況によっては違和感を感じることもあります。
そこで今回は、「自分」と「自身」の違いの違いと使い分けについて、徹底的に調べてみました。
「自分」は一人称(僕・私)の意味を持つ
「自分」と「自身」はどちらも「おのれ」「自己」という意味ですが、どちらも特有の意味を持っています。
「ご自分で管理してください」
「ご自身で管理してください」
この2つはどちらも「あなたが管理してくださいね」という意味です。
「自分はショートケーキをいただきます」
「自身はショートケーキをいただきます」
「”自身は”ショートケーキをいただきます」という文は、少し違和感を感じませんか?
この理由は、「自分」は「僕」「私」のような一人称の意味がありますが、「自身」は「僕」「私」のかわりにならないからです。
「自分は人見知りなので、喋るのが苦手です」
「自身は人見知りなので、喋るのが苦手です」
上記の例文も同じく、”自分”が「私、僕」という役割を果たしているのに対し、”自身”はなんだか不自然な印象です。
このように、「自分」は一人称(僕・私)の意味を持つのに対し、「自身」は一人称(僕・私)の意味を持ちません。
「自身」は代名詞を強調する意味を持つ
「自分」は一人称(僕・私)の意味を持つのと同じように、「自身」だけが持つ意味も存在します。
「この問題は、彼自身が一番理解していると思う」
「この問題は、彼自分が一番理解していると思う」
言うまでもなく、”彼自分”はおかしな表現ですよね。
このように、「自身」には、「彼」「彼女」「あなた」「君」などの代名詞を強調する役割を持っています。
「自分自身で決めます」「君自身の問題だよ」など、代名詞の前に「自身」があるとより強く語っている印象を受けませんか?
しかし、「自分」には「自身」のように代名詞を強調する役割がありません。
ここで「自分」には「自身」の違いをまとめると、以下のようになります。
「自分」=一人称(僕・私)の意味を持つ(代名詞を強調する意味を持たない)
「自身」=代名詞を強調する意味を持つ(一人称(僕・私)の意味を持たない)
「自分」と「自身」の違いをもっと知りたいなら添削サポート
今回は「自分」と「自身」の違いと使い分けについて解説しましたが、いかがでしたか?
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